キモすぎると評判のカメラアプリ「きぐるみカメラ」 “ヤフー・クリエイティブアワード”受賞で話題に
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先日発表された「Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード2013」でブロンズ賞を受賞したカメラアプリが「きぐるみカメラ」(iOS、Android)。このアプリはその名の通り、自分の顔をきぐるみにしてかぶっているような不思議な写真を撮れるもの。 スマホで撮影した写真を選択し、フレーム内に顔を中心にして収めるだけで、自分の顔がきぐるみになった写真が出来上がる。8月のリリース以来、ジワジワとダウンロードを伸ばし、専用の画像掲示板「きぐるみギャラリー」にはユーザーが作成した様々なきぐるみ写真が掲載されている。
通常の人間の顔はもちろん、ネコや赤ちゃんの顔が一瞬で破壊力抜群の不思議な写真に生まれ変わる。撮影時の被写体の向きや、レンズとの距離、どこを中心にするかにより、キモイとカワイイのバランスが変化する点も面白い。ユーザーからは、
「この写真加工アプリ超おもしれえ!」
「めっちゃきもいけど面白い!」
「き、きもい」
と、一度使ったら話題にせずにはいられないインパクトが評価されている。今回の賞の審査を務めたクリエイティブディレクター・馬場鑑平氏は「なんだか全くわからないですが、とにかく撮って楽しかったし、おもわずシェアしたくなったし、シェアしたら、いいね!たくさんもらいました」とコメント。このアプリの「底知れないパワー」を評価していた。
被写体自身を着ぐるみにしてしまうという斬新なアイデアと、シンプルな操作性が秀逸な「きぐるみカメラ」。その知名度はまだまだ限定的だが、今後のプロモーション次第では、女子高生ウケや海外ウケも十分狙えるのではないだろうか。 カメラアプリは既に様々なものが登場しレッドオーシャンとも言われるが、その多くは“きれいに撮ること”や“可愛く撮ること”を目的にしたもの。あえて、“キモい”写真を目指すという逆転の発想を見事にかたちにしたのが、「きぐるみカメラ」と言える。
開発者の宮内俊次郎氏は、ほかにも「小人カメラ」というユニークなカメラアプリをリリースし、5万ダウンロードに迫る人気を獲得。アイデア一発で、まだまだ新しいムーブメントが巻き起こせそうなカメラアプリの分野に注目していきたい。
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