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今、筆者がどんなものを撮影したいか?と問われればぶっちぎりでDaytime Long Exposure(日中長時間露光)にて海とか船を撮影したいと答えたりします。そしてそれは、イギリスの写真家Darren Mooreが作り出す繊細で非現実間溢れるモノクロームの世界観にはまっている事に他なりません。

Darren Mooreはイギリスの南東部の田舎サリー州出身で仕事をする傍ら独学で写真を撮り続け、遂にはフルタイムで写真を仕事とするようになり、最近数多くの雑誌に掲載、写真・アートのコンテストで入賞をしている波にのっている写真家の一人です。

彼の作品の代名詞であるのがDaytime Long Exposure(日中長時間露光)を用いた撮影ですが、Daytime Long Exposure(日中長時間露光)というのは、NDフィルターを使いレンズへの集光量を抑え、シャッタースピードを長くする事により作り出す事ができ、モノクローム(白黒)写真と併せると現実離れした世界観の写真を構築する事ができます。(下作品はだいたい1ショット30秒~15分程のシャッタースピードで撮られたものとの事です)
彼の写真作品に興味がある方はサイトをチェックしてみることをおススメします。

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Darren Mooreの写真作品も含め、イギリスでは昔から、モノクローム写真の文化が非常に発達していると感じています。これは曇天が多いイギリスの撮影環境下では、カラー写真だとどうも撮影機会が少なく、よい色の写真表現できない事に一因があるのではないかと個人的には考えておりますが、そういったあまり写真には良いと言えない環境下だからこそ、独自にモノクローム写真の文化の幅が広がってきたのかもしれないなどと思いを馳せると胸アツな気分になったりします(笑)
イギリスの写真家達が今後どんなモノクローム作品を打ち出してくるのか興味深いところです。
via: Darren Moore

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