LensCulture’s Emerging Talents 2014のWinner（入賞者）発表がありました。
大小含めて、世界で数多くのフォトコンペが行われていますが、コンテンポラリーフォト（現代写真）においては一番の権威あるコンペではないでしょうか。

コンテンポラリーフォトの特徴としては、写真撮りは上手なことはもちろん、写真を通して伝えたいこと、表現したいことが明確なことでしょう。応募する側も、写真家というよりは、芸術家、作家、報道家的なセンスが求められるコンペです。

写真を観る側も、単に『観る』というのではなくて、写真を『読む』というような感覚でしょうか。
写真を『読む』とは難しく聞こえかもしれませんが、今回のWinnerに選ばれた方々の作品をみてみれば、きっと皆さんも感じる事ができ、写真を読もうとしている自分に気づくことでしょう。
それぐらい入賞者の作品はメッセージ性が強いものとなっていると思います。

本コンペでは18歳以上であれば、年齢を問わず応募でき、審査員(Jury)は5名のWinnerを含めて、50名を新たな才能を秘めた写真家として選出します。LensCultureのサイトでWinner（入賞者）と選ばれた方々のポートフォリオが観れるので是非参考にしてみて下さい。

下写真は今回選ばれた5名のWinnerの内の一人Antoine Bruy氏の作品Scrublands。

via: LensCulture’s Emerging Talents 2014